キクナ
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学名=Garlana chrysanthemum
緑黄色野菜
科名=キク科
原産地=地中海沿岸地方
野菜の特徴
ヨーロッパやアメリカなどでは、特有の香りが好まれずに観賞用として使われていました。
日本では、特有の香りとやや苦味のある味わいが特徴の葉物野菜として、冬の鍋物やあえ物などに使われ、栄養価が高いので健康野菜ともいえます。
芽がしっかり出れば、育てるのはそれほど難しくないので家庭菜園初心者にでも作ることが出来ます
栄養成分としては、βカロテンが多く含まれている他、ビタミンB2やビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄分なども多く含まれているので、食欲増進や胃腸の働きを助け、筋肉の凝りなどにも効果的です。
アクが少ないので繊維がやわらかく、葉の部分は生のままサラダにしても食べることが出来ます。あえ物や鍋物、天ぷらなどにすれば美味しく食べることが出来ます。
育て方のポイント
日あたりの良い肥沃な土でよく育つので、種まきの前の土には石灰や堆肥、化成肥料を多めに施し、よく耕しておきます。種は筋まきし、薄く土をかぶせて軽く押さえるようにする。
土を深くかぶせてしまうと芽が出にくくなってしまいます。本葉が2枚くらい出てきたころに、隣の葉同士が触らないくらいに間引いていきます。
1週間後くらいに様子を見て、隣の葉同士が触れないくらいに2回目の間引きを行ない、株周りに化成肥料を追肥します。
本葉が10枚くらいにまでなってきたら、下のほうの葉を4枚くらい残して茎から摘み取り収穫していきます。
何日かすると、わき芽が伸びてきてまた収穫することが出来ます。
病害虫の被害はそれほど多くありませんが、ヨトウムシやアブラムシなどの害虫には注意してください。