コカブ
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学名=Brassica campestris
淡色野菜、緑黄色野菜
科名=アブラナ科
原産地=ヨーロッパ南西部、アフガニスタン
野菜の特徴
色や大きさなどいろいろな品種のある”カブ”は、使い方や好みに合わせて各地で育てられている野菜で、中でも”コカブ”は春の一番早い時期から種を蒔くことが出来るだけでなく、年間通して育てることが可能な野菜です。
ただし、秋から冬にかけて収穫するものが、甘みが増して味が安定し、質の良いものが出来るでしょう。
栄養成分としては、根に消化酵素といわれるジアスターゼなどが含まれ、葉にはビタミンAやビタミンB1、ビタミンB2などのビタミン類のほか、カリウムや鉄分、カルシウムなども豊富に含まれているので栄養価の高い野菜で、ガンを抑制させる効果や発ガン物質の毒性をなくす効果があります。
葉を桜えびなどと一緒に炒めたり、汁物の具として使い、根は漬物や煮物にしてじっくり味わうと良いでしょう。
育て方のポイント
植えつける場所に、石灰や堆肥を施して土をよく耕しておき、種を蒔く前まで寒気にさらしておきます。植えつける前に、化成肥料や油かすなどを施し水をあげて土を落ち着かせるようにします。
植えつける場所に、種を2cmくらいの間隔でばら撒きしていき、薄く土をかぶせて上から軽く押さえていきます。
発芽して、本葉が1枚出てきたら間引きしていきます。本葉が3枚くらい伸びてきた頃、隣の葉と重ならないように2回目の間引きを行い、化成肥料を片側の溝に施し土寄せします。
3回目の間引きは、本葉が5枚くらいに成長してきた頃に行い、株の間を8cmくらいの間隔になるように間引き、追肥と土寄せをしてください。
根の直径が5cmくらいまで生長してきたものから収穫することが出来ます。