ダイコン
大根
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学名=Raphanus sativus
淡色野菜、緑黄色野菜
科名=アブラナ科
原産地=中央アジア、地中海沿岸、東南アジア
野菜の特徴
改良品など品種がとても多いので、季節にあったものを選ぶようにすれば一年中育てることができます。暑さには弱いですが、耐寒性があり丈夫で土壌に対する適応力もあるので、ひどくやせた土地でも育てることが可能です。
土の中に石などの異物があったり未熟の肥料な場合、根が変形してしまうので、植えつける前によく耕し異物などは取り除くようにしておきます。
昔からある野菜なのでなじみが深く、煮物やおろし、サラダなどにして食べるととても美味しいです。栄養成分としては、根に含まれているジアスターゼは消化酵素なので胃もたれを解消し、オキシターゼは胃の粘膜や潰瘍の修復する働きをします。
その他、根や葉にビタミンCやカルシウムが含まれているので、老化防止やストレス解消にも効果があります。
育て方のポイント
種まきの半月以上前に、質のよい完熟堆肥を化成肥料を施し、よく耕しておきます。
土の中に異物がある時は、根の変形の原因になりますのでしっかり取り除きます。
低地で育てる場合は、畝をくして水はけをよくするようにします。1箇所に4粒くらいの種をまき、1cmくらい土をかぶせます。本葉が1枚出てきたころ、子葉の形がよいものを残して3株に間引きします。
本葉が3枚くらいでてきたころ、2回目を間引きをして2株にし、株まわりに化成肥料を追肥します。3回目の間引きは、本葉が6枚くらいになったころ行い1本立てにし、化成肥料を追肥し土と混ぜながら土寄せします。
直径が6~7cmくらいになったら収穫することができるので、地上部分を持って引き抜きます。
収穫の時期が遅れてしまうと、「す」が入ってしまい味が悪くなるので一度全部掘り出して、別に70cmくらいの溝を掘って斜めに並べておきます。
病害虫の被害にあいやすいので十分注意が必要です。