ニンジン
人参
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学名=Daucus carota var.sativus
緑黄色野菜
科名=セリ科
原産地=中央アジア
野菜の特徴
子どもの嫌いな野菜にはほとんどランクインしてしまうかわいそうな野菜なのですが、元気印の赤い色のもとになっているカロテンが多く含まれているので、動脈硬化や心臓病の予防にとても効果があります。
その他、ビタミンB2やビタミンC、カリウム、食物繊維なども豊富なので、高血圧や便秘、胃の病気などにも効果があります。栄養成分のカロテンは皮の近くに多く含まれているので、出来るだけ皮を薄くむいて使うほうが良いでしょう。
きんぴらや炒め物、サラダなど色々な調理法で食べることが出来ます。
育て方のポイント
植えつける場所に、堆肥と石灰を施して土がやわらかくなるまでよく耕しておきます。
植えつける前に、油かすや化成肥料などを施し土を返して平らにしておきます。植えつける場所が乾燥している場合は、たっぷりと水をかけてから種を蒔くようにしてください。
発芽が悪くならないように、種が見えなくなるくらいに薄く土をかけ、種の流れや乾燥を防ぐためにその上から堆肥やもみ殻などをまいていきます。
本葉が3枚くらい出てきたころ、株の間が5cmくらいの間隔になるように間引いていきます。
本葉が6枚くらいになってきたころ、株の間が15cmくらいの間隔になるように2回目の間引きし、化成肥料などを追肥します。間引きをした後は、株を固定するように株元を押さえておきます。
根が太ってきたものから順に間引きを兼ねて収穫していきます。
収穫が遅れてしまうと、亀裂が入ってしまったりするので気をつけてください。
夏から秋ごろにかけて、病害虫の被害にあいやすいので注意が必要です。