レッドキャベツ
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学名=Brassica oleracea var.capitata
淡色野菜、緑黄色野菜
科名=アブラナ科
原産地=ヨーロッパ西部
野菜の特徴
日本には明治の初めごろに渡ってきていますが、普通の”キャベツ”よりも普及するのが遅かった野菜です。アントシアニンという赤色の色素が含まれているため表面は赤い色ですが、内部は白色なので切り口が模様になり鮮やかです。
少し小さめでしっかりとしまって結球し、かための葉に育ちます。食べるときは一度湯通ししてからのほうが良いかも知れません。
栄養成分としては、色素成分を含んでいる他、キャベジン(ビタミンU)やビタミンCなどが豊富に含まれています。
キャベジンは、加熱調理すると損失が大きいので、サラダなど生で食べるのがよいのですが、量を多く摂取するためには煮込んだ煮汁まで食べることができるスープなどにするのが良いでしょう。
育て方のポイント
作りやすいのは、秋まきキャベツですので、初めは無理せずに秋まきキャベツから始めることをオススメします。キャベツは、寒さには強いほうです。栽培適温としては、5~25℃程度です。
好む土壌としては、よほどの土地でない限りは問題ないでしょう。水はけ、水もちがよい土地を好みます。植え付けの2週間前に石灰を蒔いて耕しておきます。
前に植えていた作物はきれいにしておきましょう。植えつける数日前に化学肥料と堆肥をまいておき、植えつける時には深植えしすぎないように注意します。
越冬させる場合は、状況によりリン酸肥料を与えてあげましょう。
病害虫の被害を受けてしまいやすいので、早めに殺虫剤や薬剤などを散布しておけば防除することができます。