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ミラクルフルーツ

 

果樹の特徴

生長が緩やかなので、あまり大きくならずに鉢植えとして育てやすい果樹です。果実は細長の赤い実をつけます。味は不思議な甘酸っぱい味がします。

元々熱帯地方出身の果樹ですから、栽培適温は23~30℃となっていて、日本での栽培には冬場の温度管理が必要ですが、ここをしっかりとできれば育てられます。

収穫して取れた実は、一時的に食感を狂わす作用があるとされ、ミラクルフルーツの実と一緒にレモンなどの酸味のあるものを食べると、甘い味になります。食感は、しばらくすると元に戻ります。

栽培のポイント

日本での栽培は鉢植えが一般的です。

鉢も最初はあまり大きなものからでなく、6号鉢位からはじめましょう。ミラクルフルーツは、生長がとてもゆっくりですので、種からの栽培では実がつくまでに5年程かかりますので、苗木からの栽培がよく、6号鉢にピートモスと鹿沼土を均等量混ぜた用土を準備します。

植えつけの時期は、暖かい5~6月ごろがいいです。

栽培適温は23~30℃ですが、15℃位までなら大丈夫で、冬は朝方に一時的になら5℃位まで最低気温が落ちても大丈夫でしょう。

温室などで冬でも20℃以上を保てれば、年間を通して開花、結実します。

剪定なども生長がゆっくりですので、ほとんど必要ありません。

受粉は虫媒で受粉しますのでもし、開花時期に虫があまりつかないようなら人工授粉してやります。花が下向きに咲く場合が多いので、樹をゆすってやるだけでもいいでしょう。

肥料は、生長期の春~秋に2、3ヵ月に1回の割合で玉肥を3個ほど与えてやるようにします。

夏は水やりは、1日2回たっぷり与えます。冬場は土が乾いたら与えるようにします。

冬に温室などで栽培できないようなら、冬の水やりは控えめにしてください。

収穫は実が赤くなって、1週間前後が頃合いです。