キシュウミカン　（紀州みかん）のページ

キシュウミカン

”キシュウミカン”とは、和歌山県の紀州で生産された”ウンシュウミカン”を特に紀州（キシュウ）ミカンと呼んでいるようです。

特徴としては、通常のウンシュウミカンには種はありませんが、紀州ミカンは種があり、ウンシュウミカンと比べても小ぶりで小さいのが特徴です。味は酸味が弱く、甘味が強く美味しいです。

また、果実の皮も薄皮のため、むき易いミカンです。日本でも江戸時代の頃は、多く生産されていましたが現在では、みかんといえば種なしのウンシュウミカンが主流になっています。

栽培のポイントは、ウンシュウミカンとほとんど一緒です。

植えつけは、３月～４月ごろに日当たり、水はけがよい場所に植えつけます。適当な深さに掘った穴の半分くらいに化成肥料や鶏糞などを混ぜたものを入れ、残り半分に肥料の混ざっていない土を戻します。

深植えにならないように植えつけて、たっぷりと水を与えます。

仕立ては開心自然仕立てにするのが一般的で、肥料は、３、６、１０月と年間で３回与えるようにします。２～３年目以降の剪定については、実が多くなった年は軽めの剪定とし、実がならなかった年は、強めの剪定をしてください。

人工授粉は不要で、摘果は行なうようにします。