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リンゴ

林檎

 

果樹の特徴

寒さに強い寒冷果樹の代表樹です。世界各地で栽培されているために、品種も数千種類もあります。寒さには強いのですが、夏の暑さ、過湿に弱いです。

また、病害虫も多く発生することから、薬剤の散布や袋かけなどはどうしても必要になります。

自分自身だけでは結実しにくいので、2~3種類を混植することになりますが、品種間の相性と開花時期には注意して、組み合わせるようにしましょう。

おススメの組み合わせは、日本では一番多く栽培されている、「ふじ」と「千秋」や「王林」と「千秋」、「つがる」と「祝」などです。「千秋」と「祝」は、ほかの品種と良く結実する相性の良い品種です。

栽培のポイント

11~3月のころに植えつけます。矮性の台木苗ならさほど樹高は高くなりませんが、本来、リンゴは高木になる品種ですので、植えつけ場所の事情に応じて、苗木選びもしたほうがよいでしょう。

植えつけ場所は、日当たりの良い場所にします。植えつけ時に腐葉土や有機質肥料をまぜて植えつけます。特に矮性の苗木は根が乾燥に弱いので、植え付け時には、たっぷりと水やりをして根元にわらを敷くなど乾燥対策をします。

仕立ては、枝を水平からやや下向きに誘引するような形で主幹形仕立て、垣根仕立てなどがよいでしょう。4~5月頃に開花しますので、別な品種の花で人工授粉させます。

授粉後3週間ほどで、中心果(花)を残して周りの側果(花)は取りましょう。

更にその後で、残した果実の中から形の悪いものや病害虫の被害のあるものを取り除きます。

最終的に、葉30~40枚に、1果実程度にします。このあと、袋かけをしておくとよいでしょう。

肥料は3月ごろに化成肥料をやりましょう。病害虫では、梅雨時期に発生の多い斑点落葉病やうどんこ病、ハダニに注意が必要でいずれも薬剤散布などをします。

9~11月には収穫期を迎えます。袋かけをした場合は、収穫直前に袋から出して日光を浴びせてください。