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果樹の特徴

森のバターと呼ばれている果物で、果実の中では、ビタミン、ミネラルとも多く含んだ栄養価の高い果物です。バターと言われるくらいに脂肪分が多く、全体の20%になります。

脂肪分が多いといっても植物性のもので、心配は無用です。栄養価も高く、料理にも色々と使われています。メキシコ系の品種は、耐寒性の強いものが多く、日本ではメキシコ系の品種を育てることが多いです。

ただし、原産は熱帯アメリカで熱帯果樹ですので、冬の防寒対策はちゃんと行ないたいですね。

栽培のポイント

生育に適温な温度が15℃~30℃前後で熱帯果樹の中では、寒さには比較的強いですが、防寒対策は行なった方がよいです。5℃以下にならないように管理しましょう。

家庭で育てるなら、やはり鉢植えでの栽培の方が失敗が少ないのではないかと思います。

鉢植え栽培では、1本で結実するタイプの「ハス」という品種を育てるか、それ以外の「フェルテ」、「メキシコラ」、「ベーコン」の中から2品種を選んで人工授粉させる方法があります。

鉢植えを行う場合は、まず用土として、赤玉土・腐葉土をそれぞれ7対3ほどの割合で準備し、鉢の一番下にはゴロ土をひいて下さい。植えつけは4~5月ごろに行ない、一ヵ月程で開花します。

開花したら、雄しべの花粉を雌しべにつけて人工授粉させます。水やりは乾燥させないように注意しましょう。特に夏の暑い時期には、朝と夕方2回ほど水を与えるようにしましょう。

施肥は、3・6・9月に玉肥を3~5個ほど与えてあげましょう。肥料が多すぎると、生長力が盛んなので大きくなりすぎますので、注意しましょう。

また、生長にあわせて1回/年で鉢を植えかえた方が根詰まりの心配も少なくなります。剪定のポイントは主枝を2、3本作って自然に大きくしていけば大丈夫です。

10月~12月頃に、実が熟したら収穫することができます。病害虫には、あまり気にしないで育てられる果物です。