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キンカン

金柑

 

果樹の特徴

耐寒性は、”ウンシュウミカン”と同じくらいで、樹高が小柄で家庭果樹向きの樹木です。

また、病害虫にも強い樹木です。品種によって酸味が強いものと甘味が強いものがありますが、「ニンポウ(寧波)キンカン」が甘味が強く美味しいので、おススメです。

5月頃から咲くきれいな花は、あと2回ほど咲き、合計で3回ほど咲きますが、この花の観賞だけでも楽しむことができます。

栽培のポイント

植えつけは、ウンシュウミカンと同様、日当たりがよく、冬場の寒い時期に風があまり当たらない場所を選ぶようにします。3月頃に元肥として有機肥料を与えます。

水は、乾燥しているようなら与えてください。その後は、とくに水やりをしなくても大丈夫です。花が咲く時期は、春の5月、初夏の7月、秋の10月の3回です。実つきも多い果樹です。

樹木の仕立てかたとしては、それほど大きくならない樹木ですので、自然に任せて、ほうき仕立てがよいです。

込み合う枝や徒長して伸びすぎている枝を切り取ります。収穫は、ついた実が黄色から更に濃い色に色づき熟したら収穫しましょう。人工授粉などは必要ありません。

それから、病害虫では、アブラムシが新芽を出すころに出ます。このほか、カイガラムシの被害もあります。アブラムシは、見つかった部分を取り除いて薬剤散布をします。

カイガラムシは、枝を枯らしたり、すす病の発生源になるので、薬剤散布をします。

秋の収穫期に実に霜が当るようだと、被害を受けることがあるので、ビニールシートをかけるなどして霜よけをします。