メロン
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メロン
学名=Cucumis melo
果実扱い
科名=ウリ科
原産地=東アフリカ
野菜の特徴
野菜の中では果実的な扱いをされる植物で、日本には明治の頃に欧米から渡ってきました。
今ではさまざまな品種があり、手軽に食べることが出来るハウスメロンが普及しています。
家庭などで育てられるのは、プリンスメロンやアンデスメロンなどの露地メロンが比較的丈夫で育てやすいでしょう。
栄養成分としては、温室メロンより露地メロンの方がやや優れていて、ビタミンAを多く含み、糖分やカリウム、ビタミンB1、ビタミンCなども含まれています。
糖質が多く含まれているので吸収されるのが早いことからすぐにエネルギーに変わるので、朝食に食べると良いでしょう。ただし、体を冷やす効果があるので食べ過ぎないように気をつけてください。
育て方のポイント
野菜の中では特に恒温性の野菜なので、日当たりのよい場所が確保できないと、育てるのは難しいです。植えつける1ヶ月くらい前に、堆肥や油かすなどを元肥に施しておき、全体にフィルムなどをかけて雨を避け、地温が上がるようにしておきます。
ポリ鉢などに種を蒔いて、本葉が5枚くらいついた苗に育ていきます。株の間を75cmくらい間隔になるように苗を植えつけていきます。
出てきた子づるを3本の生長を促すために、親づるの本葉を5枚くらい残して摘芯します。子づるの本葉は、10枚くらい残して摘芯して、孫づるの生長を促します。
孫づるは本葉4枚くらいでで摘心し、品種にもよりますが、1株に6個くらい実をつけるように摘芯します。確実に果実をつけるためには、雌花が咲いたら人工授粉する方が良いかも知れません。
実が鶏卵くらいの大きさまで育ってきたら、形のよいものを1個だけ残して他は摘果して、つるのさきあたりに追肥を行い、土の跳ね返りなどを防ぐために下に敷きわらなどを敷いていきます。
品種によって収穫できる日数が異なってくるので、あらかじめ実が熟す日数を調べておいた方がよいです。花が咲いた日付を記入したラベルなどを実につけておくと、収穫の目安になるでしょう。