カワナ
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学名=Oenanthe javanica
緑黄色野菜
科名=セリ科
原産地=ユーラシア、熱帯アフリカ
野菜の特徴
かなり古くから栽培され食べられていた、独特の香りと歯ざわりが特徴の”セリ”とも呼ばれている野菜です。きれいな水の場所で、競り合って育っていくところから名が付けられたといわれています。
水田や水耕栽培などで作られますが、水のない場所では畑などでも作られています。水辺などにあるものの中には有毒性の毒ゼリもあるので注意してください。
栄養成分としては、カリウム、カルシウム、鉄、ビタミンK、ビタミンC、葉酸などが豊富に含まれている健康野菜でもあります。アクがあるので、さっと茹でてからおひたしやお吸い物、鍋物などに使うと良いでしょう。
育て方のポイント
自生している場所が近くにあって入手できる場合は、茎が太く充実したものを選んで採取しておきます。それ以外は、お店などに売っているものを買い求めて準備しておいてください。
水田などで育てる場合は、植えつける場所に化成肥料を施し、5cmくらいまで育った苗を3cmくらいの深さに植えつけていきます。
植えつけてから2週間くらいまでの間は、3cmくらいの深さを保つように水をはってください。寒くなってきたら、昼は葉の先が10cmくらい出るようにして、夜の間は防寒を兼ねて葉の先が3cmくらい出るように水の量を調節してください。
長さが15cmくらいまで伸びてきたものから葉や茎を傷めないように株元から抜き取って収穫します。畑などで育てる場合は、植えつける場所に化成肥料などを施し、株の間が10cmくらいの間隔になるように苗を植えつけていき、敷きわらなど敷いて乾燥させないようにします。
腐葉土などをばらまき、土が乾きすぎないように気をつけて水をあげます。
霜が降りてきたら、ビニールトンネルなどを作って防寒しますが、日中の気温が上がり過ぎないように気をつけてください。
長さが15cmくらいまで伸びてきたものから葉や茎を傷めないように気をつけて摘み取って収穫します。