アイヌネギ
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アイヌネギ
学名=Allium victorialis
緑黄色野菜
科名=ユリ科
原産地=不明
野菜の特徴
強いニンニクの臭いがあるネギやニラの仲間で、昔は、修行中の行者が精力をつけるために食べていたことから”ギョウジャニンニク”とも呼ばれる野菜です。
葉の形が有毒なスズランに似ていて、夏の初めごろに白い花を咲かせていきます。
食用とするのは、葉が伸びる前の若いものと茎になります。栄養成分としては、普通のニンニクよりもアリシンが多く含まれているので、ビタミンB1の吸収をよくし、疲労回復や強壮などに効果があります。
天ぷらや炒め物にして食べたり、細かく刻んで薬味などにしても良いでしょう。
育て方のポイント
種は乾燥すると発芽しなくなってしまうので、種を蒔くまでは時々水を交換しながら浸しておくようにします。植えつける前に土をよく耕しておき、堆肥や油かすなどを十分に施しておきます。
種蒔きの何日か前くらいになったら、種を水切りして乾かさないように濡らした布などをかぶせておきます。植えつける場所に、種を蒔いていき土を薄くかけていきます。
芽が出てきたら、夏場の強い日差しが当たらないように気をつけて再来年の春まで苗を育てていきます。しっかりとした苗ができたら、株の間が20cmくらいの間隔になるように苗を植えつけてきます。
春の初めと秋ごろに堆肥などを溝に施しておき、雑草などが出てきたら除草してください。
植えつけてから、2年後の春ごろに若い葉や花茎などを収穫することが出来ます。
ただし、収穫する際は、次の年も収穫することが出来るように鱗茎と葉を1枚は必ず残すようにしてください。