キヌサヤ
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キヌサヤ
学名=Pisum sativum
緑黄色野菜
科名=マメ科
原産地=南ヨーロッパ、イラン
野菜の特徴
”サヤエンドウ”とも呼ばれる未熟な若いサヤを食べるのが”キヌサヤ”で、熟した豆だけを食べるのが”グリンピース”、サヤごとと食べるのが”スナップエンドウ”と成長する過程でそれぞれ品種があります。
その中でも寒さにも比較的強く育てやすいのは、”キヌサヤ”と”スナップエンドウ”になりますが、連作には弱いので、3~4年間エンドウを作っていない場所で育てるほうが良いでしょう。
栄養成分としては、ビタミンCやビタミンB1、B2、βカロテンが豊富なので脂質の燃焼を助け、脂肪を体内に蓄積しにくくしてくれます。下痢を起こしやすい人にも効果的です。
育て方のポイント
酸性にはとても弱いので、種まきの2週間くらい前までに苦土石灰をまいて中和してから土を耕しておきます。
冬越えのため堆肥を多めに入れますが、窒素分の多い肥料は控えめにします。種は一晩水に浸しておき、浮いたものは使いません。
植えつける場所に、1箇所に3粒ほど種をまきます。丈が8cmくらいになったら、元気な苗を残して2株にします。
つるが延び始めたら早めに支柱を立てるようにします。花が咲いてから、25日くらいでサヤエンドウの収穫ができます。
グリンピースの収穫は40日くらいになります。
立ち枯れ病やうどんこ病にかからないように水はけと風通しを良くして下さい。ハモグリバエの幼虫の食害対策には、種まきの時にエチルチオメトン粒剤をばら撒いておくと効果があります。