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フキ

 

野菜の特徴

夏の知らせを告げる日本原産の野菜で、各地の野山に自生している雌雄異株の山菜です。

一般的に出回っているほとんどのものは、栽培された品種になります。茎には特有の香りがあり、やわらかい歯ざわりなのですが、アクが強いので、適当な長さに切ったら塩を振って板ずりしてから茹でて冷水にとって、スジをむいてからまた冷水につけて完全にアクを抜いてから使います。

栄養成分としては、腸の活動を促す食物繊維が豊富に含まれ、葉にもビタミンが多く含まれています

育て方のポイント

既にフキがある場合は、地下の部分を大きくとって掘りあげ、節が3つくらいついた地下茎を10cmくらいの長さに切りそろえておきます。

フキがない場合は、あらかじめお店などで苗を入手しておいてください。

植えつける場所に、石灰をまいてよく土を耕しておきます。植えつける前に、堆肥や油かすなどを施して土をもどすようにします。

元肥を施した土の上に地下茎を株の間が30cmくらいの間隔になるように並べていき、厚くなりすぎないように土を上からかけていきます。

その上に敷きわらなどをかけて、乾燥と暑さを防ぐようにしてください。

芽が出てきたら、敷きわらを増やして全体にかけるようにし、土が乾燥するようだったら水をあげて下さい。

春ごろから秋の間に3回くらい化成肥料などを通路に施して土に混ぜ込んでいきます。

上の部分だけ遮光ができるようなトンネルなどを作って、夏場の強い日差しが避けられるようにしてください。日陰になる場所で育てている場合は必要ありません。

植えつけてから2年くらいたってくると葉で埋め尽くされるようになるので、込み合ってきたところを間隔をあけるために株ごと掘りあげます。

春先になると、葉が出てくる前に、蕾があらわれてくるので早めに収穫します。

そのあとは、5月頃に伸びてきた葉が硬くなってしまわないうちに収穫していきます。