スイートシスリー
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学名=Myrrhis odorata
別名=グレートチャービル
科名=セリ科
原産地=ヨーロッパ、ロシア
利用法=食用、薬用、観賞用など
ハーブの特徴
夏の初めごろから夏の間に咲く小さな白い花と、細かく裂けた羽のような形をした葉には、”アニス”に似たような香りがあります。
葉は細かく刻んで、サラダやスープなどに入れて食べます。
強い甘みがあるので、お菓子のパイやタルトなどに入れれば、砂糖の量を減らすことができ、糖尿病を患っている方には貴重な甘味料源ともなります。
甘みのあるナッツのような風味を持つ種は、アイスクリームなどに混ぜて食べる良いでしょう。
また、熟した種にはスパイシーな風味がありますので、刻んで少量を香りづけに使います。
育て方のポイント
高温多湿にはとても弱いので、日本の気候で育てるのはかなり難しい植物です。涼しげな日の当たるか、半日陰になる水はけのよい肥沃な土の場所で育てるのが良いでしょう。
秋ごろに、種をまいて冬の寒さにあてるようにして発芽させるようにします。
春ごろに、60cmくらいの間隔で間引いていき、暑さが増してくる前までに、しっかりと根をはらせるようにします。
株を充実させるため、植えつけた年のつぼみは早めに切り取るようにします。