ハナニラ
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ハナニラ
学名=Allium tuberosum
緑黄色野菜
科名=ユリ科
原産地=アジア東部
野菜の特徴
とう立ちしたニラの蕾と茎の部分を食用としたもので、コクと旨みのある野菜です。
栽培には普通のニラではなく、年間通してとう立ちする専用の品種を使います。
それほど強い香りがなく、甘味があって歯ざわりによい感じがあります。
栄養成分としては、ビタミンAが特に多く含まれ、食物繊維なども豊富に含まれているので、夏バテや風邪、生活習慣病の予防にも効果があります。
利用法としては、3cmくらいに切ったものを炒め物や卵とじ、スープなどに入れて使います。
また、蕾だけをさっと茹でてサラダにして食べることも出来ます。
育て方のポイント
苗を育てる場所に、堆肥や油かすなどを施し、列の間が15cmくらいの間隔になるように種をすじ蒔きしていきます。
種を蒔いた後、列の間に化成肥料などをばら撒いて土とよく混ぜ合わせます。苗を植えつける場所に、化成肥料や油かすなどを施し上から土をかけておきます。
1箇所に2~3本くらいまとめて、株の間が20cmくらいの間隔になるように苗を植えつけ、株元に2cmくらい土をかけていきます。
植えつけた年は、とうが伸びてきても株に勢いをつけるために収穫せずに、株元から5cmくらいを残して刈り取ります。
翌年からとうが伸びて蕾が膨らんできたころに、やわらかい部分を折り取って収穫していきますが、株が疲れてきてしまうので、年間で6回くらいを目安に収穫していきます。
それ以後は、新しい株を更新した方が良いでしょう。収穫した後に葉の色が悪い場合は追肥を行ってください。