ニガチシャ
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学名=Cichorium endivia
緑黄色野菜
科名=キク科
原産地=地中海沿岸東部
野菜の特徴
ちょっと苦味のある、深く切れ込んだ葉の先が細かく縮れているレタスの仲間です。
葉の内側の軟白している部分は、やわらかく苦味も少なく食べやすいので、サラダなどにすると良いでしょう。
緑色の外葉は火を通すと食べやすくなるので、煮込み料理などにすると食べやすくなります。キクのような形をした紫色のきれいな花を咲かせるので「エディブルフラワー」としても使うことが出来ます。
栄養成分としては、タンパク質が多く含まれる他、ビタミンAや鉄分、カリウム、食物繊維などの栄養素も豊富に含まれている健康野菜です。
育て方のポイント
酸性土壌には弱いので、植えつける2週間くらい前までに苦土石灰をまいて、土をよく耕しておきます。植えつける1週間くらい前に、堆肥や油かすなどを施しておきます。
植えつける場所に直接種を蒔いてもよいですが、失敗を少なくするために育苗箱などで苗に育ててから植えつけるほうが、良いかも知れません。
本葉が4枚くらい出てきた苗を、株の間が30cmくらいの間隔になるように植えつけていきます。植えつける時に土が乾いていたら、株の周りに水をあげてください。
植えつけてから、20日くらいたった頃、化成肥料を追肥します。その後は、株を大きく育てていくために20日に1回くらい追肥を行ってください。
葉の枚数が増えてきたら、軟白させて苦味をやわらげて質をよくするために、外葉をビニールテープで束ねるか、黒色のフィルムで覆い遮光します。
葉を束ねる場合は、葉がぬれている時に束ねてしまうと、内側から腐ってしまうことがあるので気をつけてください。内側の葉が黄色っぽくなってきたら収穫することが出来ます。