ナノハナ
菜の花
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学名=Brassicanapus L
緑黄色野菜
科名=アブラナ科
原産地=ヨーロッパ、中央アジア
野菜の特徴
”アブラナ”や”ナバナ”、”ハナナ”とも呼ばれ、独特の苦味と香りがあり季節感を味わうことが出来る野菜で、昔から身近にあった、春を知らせる植物の代表ともいえます。
日本に渡ってきた頃は、食用として使われるよりも灯火用の油を採る目的で育てられていました。
食用とするのは花蕾の部分ですが、咲いてしまった花は観賞としても楽しむことが出来ます。
栄養成分としては、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、鉄分、カルシウム、カリウムなどが豊富に含まれているので、貧血や風邪の予防にも効果があります。
炒めものにしたり、さっと茹でておひたしやあえ物などにして食べると良いでしょう。
育て方のポイント
植えつける2週間くらい前までに、堆肥や苦土石灰などを施し土をよく耕しておきます。植えつける1週間前に、化成肥料を施し土とよく混ぜ合わせておきます。
植えつける場所に直蒔きしても大丈夫ですが、病害虫の被害に被害を受けにくく、生育のバランスもよいのでポット鉢などで苗に育ててから植えつける方が安心して育てることが出来るでしょう。
ポット鉢などに3粒くらいの種を蒔いて土をかぶせていきます。発芽して本葉が2枚くらい出てきたら、元気のよいものを残して1本に間引きし、本葉5枚くらいの苗に育てていきます。
植えつける場所に、株の間が30cmくらいの間隔になるように苗を植えつけていき軽く土寄せしてください。アオムシやアブラムシなどの害虫に襲われやすいので、防虫ネットを張るなどの対策をして十分に注意してください。
花茎が伸び始めてきたら、化成肥料などを施してください。
茎が30cmくらいまでの伸びてきて、花蕾が盛り上がってきたら収穫することが出来るので、花茎を15cmくらい摘み取って収穫していきます。
葉や茎を収穫する場合は、蕾が見えてきたころに、茎が手で折れるところで早めに収穫します。収穫が遅れると、食べるときに筋が残ってしまうので気をつけてください。