冬の寒さを乗り切るために野菜の防寒対策をしっかりすることは大事なことです。
ここでは一般的なやり方などを紹介します。
また、防寒対策以外にも保湿効果、暑さ対策、野菜からの被害対策など野菜を守ることもできます。
べた掛け:
小松菜や春菊などの栽培で使われることがあり、不織布などを直接かけてあげることです。かけた不織布の周りは土をかぶせて風で飛ばないようにしてやります。
一番簡単な防寒対策である程度の効果があります。また防寒とは全く逆の暑さ対策としても有効な方法です。
マルチング:
畝全体をビニールシートで覆うことです。特に黒のビニールシートで覆うことで地温を保つことができ乾燥防止や害虫対策にもなります。
マルチングによる効果は色々あり、費用や作業コストの対効果で見ると一番優れた方法だと思います。
ビニールトンネル:
弓型の支柱とビニールを使ってトンネル状にして覆ってやる方法です。防寒対策としてはかなり有効な方法ですが、手間と材料費が少々かかります。
但し、手間と材料費に見合った効果が得られ、冬でも晴れた日にはトンネル内の気温が上昇し野菜が元気に育ってくれます。
また、ビニールの替わりに寒冷紗を使ってトンネルを作るとビニール程防寒効果はないものの、そのまま水やりができるなど手間が省けるメリットもあります。
藁(わら)を利用:
最近はほとんど稲刈りの時点で細かくしてしまって昔のように農家でも藁(わら)を持っている家が少なくなりましたが、ホームセンターなどでは購入できます。
霜よけに効果的で、とくにイチゴなど冬の時期に実が地面の近くにできる野菜にはとても有効です。また、霜よけ以外にも乾燥対策にも有効です。
プラスチックでできた市販の霜よけグッズ:
プラスチックでできた蓋のようなクローシェという霜よけグッズもあるようです。